豊橋市の水道料金を一般的な家庭用(口径20mm)
月20m³(2ケ月分の使用量40m³)で試算していきます
現在の料金は税込で月3,003円
2026年(令和8年)4月の改定前は月20m³あたり2,519円であったため
改定によって484円の負担増
※ 請求される2ヶ月分の水道料金は6,006円です(968円の負担増)
水道料金の請求
2ヶ月に1回検針され2ヶ月分の料金が「2ヶ月に1回」まとめて請求される
1回の請求書(または引き落とし)には2ヶ月分の基本料金と2ヶ月間で使った分の従量料金が合算されています
電気代やガス代は(毎月請求)
豊橋市では2026年(令和8年)4月より
水道料金が全体の「 平均15.1%値上げ 」されている
水道料金の見直し(令和8年度)
「水道・下水道事業ともに値上げする可能性はあります」
では市の計画(財政の見通し)を調べていきます
今後の計画
2030年(令和12年)の見通しとして19%の料金改定が検討されている
同年に下水道も25%の値上げ
2034年(令和16年)にはさらに19%の値上げ
同年に下水道も13%の値上げが検討されている
上下水料金
令和8年より53.1%と下水道の38%の値上げが計画されている
豊橋市上下水道ビジョン 2021-2030(改訂版)令和8年3月策定 32・66 ページ https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/121281/Vison_kaitei2.pdf
水道の口径と使用水量を入力すると
新旧の料金差額(2か月分が計算されます)
豊橋市上下水道局 簡易ツール(新旧料金の比較)
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/121126.htm#itemid121126
水道料金の値上げ率を計算してみよう
豊橋市上下水道局 簡易ツール(新旧料金の比較)で
新料金(水色)と現行料金(青色)を調べて入力 【計算をする】
計算結果が表示されます
上記の例であれば
新料金 6,006円 の 現行料金 5,038円は
計算結果に 119.213…
19.2%の値上げと表示されます
検針票で口径や使用量を調べることができます
水道料金や一般的な使用に関するお問い合わせ担当部署
豊橋市 上下水道局 お客さま料金センター 0532-51-2712
値上げ前の水道料金 8年後の水道料金
ここでの「約1.7倍」という数値は豊橋市上下水道ビジョン 2021-2030(改訂版)に記載されている将来の改定見通し(各段階における約19%の料金引き上げの方向性)を基にモデル条件(口径20mm・月20m³)を当てはめて試算したシナリオ分析に基づくものです
あくまで公式計画の方向性をベースに累積で計算した推計値であり今後の物価や財政状況 実際の事業コストの変動によって実際の改定率や計画そのものは変更される可能性があります
値上げ前の水道料金から
8年後どのように値上げされていくのか試算していきます
連続値上げのシミュレーション(元の水道代を「100」とした場合)
口径20mm(一般的な一戸建てなどで多く使われるサイズ)
水道料金(月20m³・1か月分・税込)
【値上げ前】 2,519円
【第1段階 令和8年の値上げ(15.1%)】 3,003円
一般的な戸建ての水道料金
メーター口径20mm使用料 月20m³の実際の値上げは「19.2%」!!
2,519円の15.1%の値上げなら2,899円
2,519円から3,003円は19.2%の値上げです
※ 市全体の15.1%という仕組みについては順を追って解説していきます
【第2段階 4年後の値上げ(19%)】
第1段階の19.2%に19%値上げされます
119.2 × 1.19 = 141.8 (累積で約1.42倍に上昇)
推計 3,573円
【第3段階 8年後の値上げ(19%)】
141.8 × 1.19 = 168.8 (累積で1.68倍)
推計 4,252円
現在の計画では8年後には約1.7倍の水道料金になる
2,519円から 4,252円
毎月 1,733円の値上げ
1,733円x12ヶ月
年間 20,796円の負担増加
最高値上げ率38.7% 口径13mm(40m³利用)の場合
【第2段階 令和12年の値上げ】
第2段階の38.7%に19%値上げされます
138.7 × 1.19 = 141.8 (累積で約1.65倍に上昇)
【第3段階 令和16年の値上げ】
第2段階の1.65%に19%値上げされます
165.0 × 1.19 = 141.8 (累積で約1.964倍に上昇)
現在の計画では8年後には約2倍の水道料金になる
※あくまで公式ビジョンの方向性を基にした筆者による試算(シナリオ分析)ですがこのペースで改定が続けば8年後には家計への負担が約1.7倍(4,252円)にまで膨れ上がる計算になります
第2段階から計算は推計(※筆者試算)
「市全体の平均」が19%の値上げであれば
この推計より上回る値上げになると推測できる
下水料金 38%の値上げについては後日 検証していきます
こちらで上水道と下水道料金の合計金額が計算できます
一般家庭の負担が跳ね上がる「不公平な実態」
水道料金「市全体の 平均15.1%値上げ 」中身の検証
水道料金「市全体の 平均15.1%値上げ 」は
「すべてのメーター口径」13mmから200mmの15.1%の値上げ
※ メーターの口径は13mmから200mmまであります
大口・企業(大型モール・工場など)は一般家庭のような急激な値上げが起きず条件によって負担増が最小限(または一部で負担減)に抑えられています
口径 40mm・50mm コンビニや飲食店など
口径 75mm・100mm 学校 駅ビル 市役所など
口径 150mm・200mm 大型モール 大学 市民病院 明海町の工場など
基本料金の一律10%の値下げ
一般の家庭の基本料金をわずかに「値下げ」
メーター口径が大きくなる程 基本料金の
設定高く値下げ額が多くなります 200mmでは42,000円の値下げ
各メーター口径の基本料金と水道料金の合算をすると
全体の水道料金は どうなるのか検証していきます
3,014円から新料金4,180円は 38.7%の値上げ
口径 13mm 使用量 40㎥が(最大の値上げ率)
5,038円から新料金6,006円は 19.2%の値上げ
7,348円から新料金8,074円は 9.9%の値上げ
10,428円から新料金10,824円は 3.8%の値上げ
ここから新料金のほうが安くなっていきます
17,556円から新料金16,434円は 6.4%の値上げ
新料金が -1,122円 安い
31,108円から新料金29,524円は 5.1%の値上げ
81,048円から新料金74,404円は 8.2%の値上げ
163,328円から新料金148,544円は 9.0%の値上げ
448,448円から新料金405,724円は 9.5%の値上げ
925,848円から新料金834,724円は 9.8%の値上げ
口径「200 mm」はこの簡易ツールで最大の使用量 99,999 ㎥ 11.35%の値上げです
どれだけ水を使っても平均の値上げ値 15.1%以上にはなりません
その一方 一般家庭では
口径 「13 mm 」40㎥(2ヵ月)では最大の38.7倍の値上げ
同じ豊橋市の水でこのような差があります
これが 市全体の平均 15.1%値上の不公平な実態です
行政は「インフラの老朽化」を値上げの理由に掲げていますが であればこそ大量の水を消費しインフラの維持コストに大きな影響を与えている大口需要家こそ受益者負担の原則に基づいて相応の負担をするのが筋ではないでしょうか
一般家庭ばかりが「平均15.1%」という数字の裏で最大38.7%もの急激な負担増を強いられ大口の負担が抑えられている現状は老朽化対策・耐震化という大義名分と実際の負担配分の間に大きな疑問を感じざるを得ません
一般家庭の「値上げ率」が高く大口は「平均以下」になる構造
一般家庭(口径13mmや20mmなど)では月々の請求額に対して高い値上げ率となっています
少人数世帯や普段から節水を心がけている家庭ほど この負担増がダイレクトにのしかかります
大口・企業(大型モール・工場など)
一方で大規模な利用規模(口径が大きく使用量が多い層)では 基本料金の 大幅な引き下げ 等の影響 により今回の改定での影響が少なく実質的な負担増が抑えられています
大口・企業 「使っても値上げが抑えられる」
一般家庭 「使えば使うほど跳ね上がる」
口径13mm 2ヶ月の使用量
10㎥(5㎥+5㎥)
改定前の料金(税込)1,474円
改定後の料金(税込)1,683円 +209円 約 14.1% の値上げ
20㎥(10㎥+10㎥)
改定前の料金(税込)1,782円
改定後の料金(税込)2,310円 +528円 約 29.6% の値上げ
30㎥(15㎥+15㎥)
改定前の料金(税込)2,398円
改定後の料金(税込)3,245円 +847円 約 35.3% の値上げ
40㎥(20㎥+20㎥)
改定前の料金(税込)3,014円
改定後の料金(税込)4,180円 +1,166円 約 38.6% の値上げ
使用量40㎥を超えると値上げ率はわずかに下がりはじめる
水道料金や一般的な使用に関するお問い合わせ担当部署
豊橋市 上下水道局 お客さま料金センター 0532-51-2712
全国や愛知県 単身・二人暮らしの平均水準
一人暮らし(単身世帯)約2,200円〜2,300円
1か月あたりの使用水量の目安はおおむね8m³〜10m³程度です
二人暮らし世帯 約4,600円〜4,700円1か月あたり
15m³〜20m³程度を使用する一般的な世帯の規模です
水道料金等自動計算シミュレーション(消費税率10%)
値上げしてもまだ他都市より安い?「月3,003円」
令和7年までの値上げ前 2,519円 23位
令和8年度の値上げで 3,003円 17位
8年後に推計4,252円(約1.7倍)
下記の高い順のランキングであれば愛知県で7位となる
愛知県全38市 水道料金ランキング
2位 田原市 4,631円
3位 日進市 4,455円 (愛知中部水道企業団)
4位 豊明市 4,455円 (愛知中部水道企業団)
5位 みよし市 4,455円 (愛知中部水道企業団)
6位 長久手市 4,455円 (愛知中部水道企業団)
7位 北名古屋市 4,180円 (北名古屋水道企業団)
8位 津島市 4,175円
9位 あま市 3,930円
10位 新城市 3,729円 (令和6年8月改定・現行料金)
11位 愛西市 3,630円
12位 常滑市 3,135円
13位 名古屋市 3,124円 (令和7年10月改定後)
14位 岡崎市 3,113円 (令和7年10月改定後)
15位 清須市 3,112円
16位 豊川市 3,036円
19位 瀬戸市 2,860円
20位 犬山市 2,750円
21位 蒲郡市 2,710円
22位 尾張旭市 2,680円
23位 西尾市 2,508円
24位 刈谷市 2,480円
25位 安城市 2,420円
26位 半田市 2,400円
27位 知多市 2,380円
28位 高浜市 2,350円
29位 江南市 2,330円
30位 稲沢市 2,310円
31位 東海市 2,330円
32位 大府市 2,280円
33位 知立市 2,260円
34位 一宮市 2,255円
35位 碧南市 2,230円
36位 春日井市 2,167円
37位 岩倉市 2,120円
38位 小牧市 2,042円 (無借金経営による現行の最安値)
最安値 小牧市 2,042円
小牧市が愛知県の主要都市で「最も安い」3つの理由
① 超優良な「自主財源」による経営(無借金経営)
小牧市は名古屋市のベッドタウンとして人口が安定しているだけでなく多くの大企業や物流拠点が集まる「財政が極めて豊かな街」です
通常の自治体は水道管を直すために多額の借金(※企業債)をしてその金利を市民の水道代に上乗せしますが小牧市水道事業は平成18年度(2006年度)から一切の借金を発行していません
借金の金利負担がゼロだからこそ2025〜2026年の周辺都市の値上げラッシュの中でも「料金据え置き」を貫くことができています
② 抜群の配水効率(平坦な地形で電気代が安い)
平坦でコンパクトな地形に住宅や工場が密集しているため水道管を無駄に長く引き回す必要がありません 水を送るためのポンプの電気代やメンテナンスコストが他都市に比べて圧倒的に安く済みます
③ 企業(工業用水)による巨大な割り勘効果
小牧市には巨大な内陸工業団地があり企業が毎日膨大な量の水を利用しています 水道事業の維持費(固定費)をこれら大量の水を消費する「企業」が大きく肩代わりして(割り勘して)くれているため一般家庭に課される基本料金(660円)や超過単価が全国トップクラスの安さで維持されているのです
※ 企業債
普通の地方自治体が借りる借金は「地方債」と呼びますが水道局や交通局のように独自で独立採算のビジネス(公営企業)を行っている組織が借りるため特別に「企業債」と呼ばれます
最高値 弥富市 5,170円
2位 田原市 4,631円
10位 新城市 3,729円
内訳[ 基本料金 1,474円 + 1〜10m³分 825円(10m³×82.5円) + 11〜20m³分 1,430円(10m³×143.0円) ] = 3,729円(税込)
田原市
人口減少と料金収入の減少
少子高齢化や人口減少に伴い水道料金の基本となる全体の料金収入が減少傾向にあります
広大な地域への施設・設備の老朽化対策
渥美半島の広範囲にわたって水道管や浄水施設などのインフラが張り巡らされており これら老朽化した設備の更新や維持管理に多額のコストがかかっています
新城市
「広すぎる面積」と「激しい山林」
新城市は面積が愛知県内で2番目に広くしかもその約84%が険しい山林です
山の中に点在する集落へ水を届けるために膨大な数の浄水場や何キロメートルもの長い水道管を整備しなければならず施設整備費が巨額になります
「少ない人数」での割り勘
人口が約4万人と少ないためその巨額の維持費を少人数の家庭用利用者だけで負担(割り勘)しなければならず、1人あたりの料金がどうしても跳ね上がってしまいます
豊橋市は自前の水がなく7割を県に依存している
豊橋市は水源(地下水)が乏しく蛇口の水の約7割を愛知県(県営水道)から買って市民に届けています
口径13mm(主に一人暮らしや少人数世帯)はこちら
愛知県の水道料金、2025〜2026年は値上げラッシュ! 主要12市ランキング 水道手続き受付センターhttps://classlab.co.jp/watersupply/column/aichiken/aichi-water-bill-comparison/
【一律29円値上げ】豊橋市 水道料金新プラン計算の仕組みまとめ
豊橋市 口径13mmの使用量による 一ヵ月分の料金(税込み)
基本料金 530円から480円
水道料金 最初の10m³までは1m³あたり57円(税抜)
改定前は28円(29円値上げ)
2カ月の合計が10m³まで
2ヶ月に1回届く請求額は「1,716円」(1ヶ月あたり約858円円)
内訳
基本料金960円 + 水量料金57円×10m³=1,530円(税抜)
税込1,716円
2ヶ月の合計が「20m³」の場合
2ヶ月に1回届く請求額は税込2,310円
内訳
基本料金960円 + 水量料金57円×20m³=2,100円(税抜)
税込2,310円
2ヶ月の合計20m³ を超えると
改定前 56円
改定後 85円 (56円 + 29円)
すべての単価が一律で29円値上げされている
基本料金が50円安くなったけれど
1ヶ月に20m³の水を使うと20m³すべての量に対して「29円の値上げ」がかかる
2ヶ月で「40m³ちょうど」使った場合の合計請求額が 4,180円
2ヶ月の合計が「40m³ちょうど」の場合
合計請求額 4,180 円 (1ヶ月あたり 2,090円)
改定前(3,014円)から +1,166円 の値上げ
内訳
基本料金960円 + 水量料金(57円×20m³)+(85円×20m³)=3,800円(税抜)
税込4,180円 (約38.7%の値上げ)
2ヶ月で40m³を超えた分 ここから先の単価は一気に 1m³あたり121円(税抜)まで跳ね上がります(改定前は92円)
2035年(令和17年)9年後にはコンセッション(民営化)による
さらなる値上げが懸念されている
令和7年度 第5回水分野のPPP/PFI(官民連携推進会議)豊橋浄水場再整備等事業について 2026年1月29日 愛知県企業庁https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/watersupply/content/001978902.pdf
豊橋浄水場再整備等事業基本協定書の締結についてhttps://www.pref.aichi.jp/soshiki/kigyo-suido/toyohashijyo-saiseibi-kyoutei.html
【地理】愛知・岐阜・三重(東海三県)の高低差・凸凹な土地を空から見る【Google Earth】 ソラからトラベル / Sorakara Travel Japan