アリーナ建設候補地が豊橋公園の野球場に変更された為
豊橋総合スポーツ公園B地区に野球場建設が計画されている
マグニチュード
“新野球場”は津波・液状化リスク高い…市民団体が住民監査請求 愛知・豊橋市「専門家の意見踏まえて建設」CBCニュース 2026.4.22
防災専門家が指摘するB地区のリスクについて(PDFファイル 16,438KB)
この計画が「市民の財産と生命」を守れるのか検証していきます
COMPOZER(コンポーザー) 陸上編【打戻し式サンドコンパクションパイル工法】 株式会社不動テトラ
南海トラフ地震被害予測調査 参考 平成26年8月28日 豊橋市防災会議公表
https://www.city.toyohashi.lg.jp/16584.htm
地震の規模 マグニチュード9.0(津波9.1)
最大震度 震度7
津波到着時間 太平洋側 最短 4分 19.0 m
三河湾側 最短 77分 2.9 m
77分 二次災害の想定(70分から80分に改定 2026年)
大人であれば野球場から豊橋駅付近まで徒歩で避難できる時間ではあるが
地震後の液状化と地盤沈下による道路などの隆起が同時に起きます
津波を知って野球場へ「誰かの救助」を想定してみる
自宅や職場から野球場へ向かい 人を探し出し2.9mの津波から避難するのは
この77分ではとても困難である
【二次災害】とは
一次災害を原因として連鎖的に発生する災害のことです
遭難者を救助しようと自分も探しに出たが自分も遭難してしまう
防災学習動画3 液状化について知ろう!徳島県チャンネル
77分のあいだに救助に向かうことで生じる二次災害
現実「子や孫を助けたい」という人間の本能的な衝動を止めることは不可能にちかい
液状化による「移動不可能な大渋滞」神野新田一帯は地震の揺れと同時に「極めて激しい液状化」が発生すると予測されています
地震直後から道路が波打ちマンホールが突き出し地割れや泥水の噴出によって車は動けなくなります
「77分あるから車で迎えに行こう」と侵入した救助車両が次々と路上で立ち往生し神野新田へ向かう一本道(臨海道路など)を完全に塞ぐ大渋滞を引き起こします
結果として、自力で高台や野球場へ逃げようとする人々の避難経路まで奪うことになります
「不意打ちの津波」に路上で巻き込まれる恐怖
77分という数字はあくまで「最初の大きな波が海岸に達する理論上の時間」です
実際には地震発生直後から潮位が変化し始めたり川を遡上する津波が予想より早く到達したりする可能性があります
渋滞に巻き込まれた車の中や液状化の泥に足を取られて路上でもがいている最中に津波が襲ってきた場合
遮蔽物のない臨海部では逃げ場が一切なく救助に行った側もろとも流される最悪の結末を迎えます
→ 避難の方向性
← 想定した救助の方向性
地震後 野球場付近は液状化しています
液状化危険度分布図(理論上最大想定モデル)
赤色は極めて高いエリア
黄色は高いエリア
地盤が推定で約3m移動…能登半島地震でも起きた“液状化” 専門家「南海トラフ地震では愛知で最大の被害」 東海テレビ ニュースONE 2024.1.15
地震後 77分後(70分から80分に改定)には津波到達
津波浸水想定域及び最大浸水深分布(理論上最大想定モデル浸水深)【m】
上記の防災情報マップ「地震・津波ハザードマップ」や
豊橋市内の防災情報などを検索できます ちずみる豊橋
屋根も壁もないスタンド 強風と低体温証と凍死 熱中症リスク
当該地域は日常的に最大風速15m/s(台風時35m/s超)の暴風が吹く臨海部であり地上10m以上のスタンド上では風速が1.2〜1.5倍に増幅する(球技にも向いていない場所と言われている)
津波の水しぶきや雨で衣服が濡れた避難者が遮蔽物のないスタンドで寒風に曝された場合
気温10℃であっても体感温度はマイナス5℃以下となる
一般的には風速が1 m/s上がるごとに体感温度は約1°C下がる
「命がけで救助した先」が吹きさらしの屋外 仮に77分のあいだに奇跡的に相手を救い出し新野球場に避難できたとしても待ち受けているのは「壁も屋根ない風速15m/s以上の風が吹き荒れる屋外スタンド」です 命がけで救助に向かった側も救助された側も避難した時点ですでに精神的・肉体的に体力を激しく消耗しています 屋外に数日間孤立すれば今度は二人揃って低体温症になるという悲劇的な二次災害へと直結します
真夏の日差しを遮る場所も限られている
船員の低体温症対策 海技振興センター公式チャンネル
災害時の「低体温症」 夏でも高リスクのワケ【news23】
日本海溝地震でも懸念”低体温症” 東日本大震災当時の状況から次への備えへ<岩手県> (22/03/04)
最大5,500人(メインスタンド1,560人 外野フェンス外側3,940人)
避難想定に対し風雨を遮れる屋内空間(管理棟等)はわずか数十〜100人分程度でありほぼゼロに等しい
メインスタンド 高さ7.1m~9.7m
外野フェンス外側 高さ4.4m~5.8m
津波の力はどのくらい大きいの? 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO09136560U6A101C1W12001/
1メートルの津波に巻き込まれた場合 死亡率は ほぼ100%
30cmから50cmの浸水で「車やコンテナが浮き出す」
メイン野球場以外は盛り土されないので駐車場の車両は津波により流されてしまう
「全損」になった場合のみ支払われる
車が修理不可能な状態(物理的・経済的全損など)や運転席の座面を超えて浸水したような「全損」の基準を満たした場合にのみ一時金が支払われます
「分損」では保険金が出ない
車の一部が傷ついた あるいは修理が可能なレベルの床下浸水などの「分損」に該当する場合この特約から保険金は一切支払われません
特約があっても自己負担になる可能性
津波による損害が分損にとどまった場合 せっかく特約をつけていても修理費用はすべて自己負担になってしまいます
残高クレジット(残クレ)で購入した場合の大きなデメリット
残クレを利用して購入した車両が津波被害に遭った場合 通常のローン以上に深刻な問題が発生します
残債の全額が一括請求されるリスク
津波によって車が全損し特約の「地震・噴火・津波車両全損時一時金特約」から一時金が支払われたとしても その金額がその時点での残クレの残債(ローン残高)を下回っている場合差額を自己資金で一括返済しなければなりません
「分損」や修理不能で車がないのにローンだけが残る
修理可能なレベルの浸水(分損)であっても通常の車両保険だけでなく津波特約の対象外となるため修理費用は全額自己負担となります
さらに車自体が水没や塩害で使い物にならなくなり乗り換えざるを得なくなった場合でも「乗っていない車の残クレの返済」と「次の新しい車の購入費」の二重の支払いが発生し経済的に極めて大きな困窮に陥る原因になります
車両保険未加入の残高クレジット車が津波被害に遭った場合のリスク
保険金が1円も支払われない
乗っていない車の多額の残債が一括請求される
次の車の購入費との「二重ローン(多重債務)」
すでに存在しない前の車の残クレの返済と新しい車の購入費の二重の支払い
この動画は「3m」の津波の映像です ご注意してください
東日本大震災 宮古海上保安署撮影の大津波/神奈川新聞 (カナロコ)
一般住宅への実物大浸水実験(浸水深3m)防災科学技術研究所 / NIED
周辺立地における極めて深刻な複合災害
(危険物・大量車両の漂流 大火災 爆発 有毒ガス)
新野球場が建設される神野新田町・神野ふ頭町・神野西町一帯は国内有数の自動車貿易港である豊橋港を抱える臨海工業・物流地帯であり予定地の周辺には大規模な危険物倉庫群や広大な新車モータープールが隣接・密集している
30cmから50cmの浸水でモータープールの新車や豊橋港のコンテナなどが浮きます
危険物倉庫
消防法第4類危険物に該当する化学品や工業原材料をドラム缶や一斗缶等の容器に充填した状態で大量に保管
極めて引火点が高く爆発性の高い第1石油類(ガソリン シンナー トルエン アセトン等)から各石油類 動植物油類が密集している
新野球場真横の新車モータープール群
輸出入を待つ数千台〜数万台規模の真新しい新車(燃料や各種オイルが充填された状態)が広大な敷地に密集して保管されている
周辺道路の冠水・液状化によって新野球場が最低3日間は完全孤立する「特定避難困難地域」となる中 巨大地震および津波の襲来により危険物倉庫からの化学薬品流出や真横のモータープールからの流出を懸念している
Google Earthをインストールすると地形や建物を 3D 表示したりストリートビューで 360 度見渡す事ができます
コンテナやモータープールの車が上空から確認できます
南海トラフ地震・津波発生後のタイムスケジュール(想定)
1. 地震発生直後(0分〜数分)
激しい揺れと極めて激しい液状化の発生
豊橋市の臨海部(神野新田町など)では地震の揺れと同時に極めて激しい液状化が発生すると予測されています
道路が波打ちマンホールが突き出し地割れや泥水が噴出することで車両の走行が不可能になります
2. 地震直後〜避難開始(数分〜十数分)
大渋滞の発生と救助車両の立ち往生
「77分あるから車で迎えに行こう(子や孫を助けたい)」という本能的な行動から、臨海部へ向かう一本道(臨海道路など)に救助車両が殺到します
液状化による道路の破壊と重なり路上で次々と車が立ち往生し大渋滞を引き起こします これにより自力で高台や野球場へ逃げようとする人々の避難経路まで完全に奪われます
3. 避難行動中(十分数〜77分以内)
「不意打ちの津波」と二次災害の脅威
77分という数字はあくまで最初の大きな波が海岸に達する理論上の時間です 実際には地震発生直後から潮位の変化や川を遡上する津波がより早く到達する場合があります
渋滞中の車内や液状化の泥に足を取られている最中に津波が襲った場合 遮蔽物のない臨海部では逃げ場がなく救助に行った側も一緒に津波に巻き込まれる最悪の事態が生じます
4. 津波到達(最短77分)
津波の襲来と壊滅的な被害
太平洋側の最大津波高の想定(約19.0m)に対し三河湾側の最短到達時間は77分(想定津波高約2.9m)とされています
1メートルの津波に巻き込まれた場合の死亡率はほぼ100%とされ30cm〜50cmの浸水でも車両やコンテナが浮き出すため盛り土されていない駐車場の車両などはすべて流されます
5. 避難後・孤立期(津波到達後〜数日間)
過酷な環境による低体温症・複合災害リスク
新野球場(豊橋総合スポーツ公園B地区など)に避難できたとしても屋根や壁のない吹きさらしのスタンド(日常的な強風や風速1.2〜1.5倍の増幅 低体温症のリスク)にさらされます
周辺の危険物倉庫群や新車モータープールからの化学薬品・油類の流出さらに周辺道路の冠水・液状化による最低3日間の完全孤立(特定避難困難地域)など火災や有毒ガスといった複合災害の危険が伴います
ここに野球場を建設するということは…
このような危険性が指摘される場所に大規模な施設を造ることは災害時に家族・車などを失うリスクを極めて高めることにつながります この計画が「市民の財産と生命」を守れるのか慎重な検証と見直しを求めて行こうと思います
豊橋市の新球場整備計画において豊橋総合スポーツ公園のB地区以外の候補地としては主に高師緑地公園や郊外の複数箇所が挙がっていました
他の建設候補として岩田運動公園や豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)
豊橋新城スマートIC付近への野球場誘致は現時点の公式計画には含まれていませんが一時候補地として議論されていました
海沿いへの野球場建設に反対する市民の会https://senkyo.xyz/toyohashi-coastal-baseball-stadium/
令和8年9月20日 総合スポーツ公園B地区や石巻運動広場の視察を予定しています
アリーナ計画と新野球場移転に見る行政の矛盾
本計画の最大の不可解さは行政判断の矛盾点やダブルスタンダードにあります
当初のアリーナ計画地である豊橋公園は洪水による被害が想定される「家屋倒壊等氾濫想定区域」に指定されていました
洪水による被害が想定される「家屋倒壊等氾濫想定区域」
なぜ既存の豊橋球場を解体し建設費用をさらに高額化させてまで神野新田へ新野球場を無理に移転させるのでしょうか
神野新田は津波や液状化のリスクに加えて屋根も壁もない野球場において熱中症 強風や雨による低体温症・凍死のリスクさらには真横に広がる新車モータープールや危険物倉庫群による「大火災・爆発・有毒ガス・車両の漂流衝突」といった極めて高い複合災害が予見できる地域です
津波や液状化の懸念がある場所には野球場が建設できるのに
洪水による家屋倒壊等氾濫想定区域にはアリーナが建設できない」という行政判断の大きな矛盾点を看過できません
地方自治法 第2条 第14項
地方公共団体はその事務を処理するに当つては
住民の福祉の増進に努めるとともに
「最少の経費で最大の効果」を挙げるようにしなければならない
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